裾野市の注文住宅に見る容積率の使い方

裾野市の注文住宅では、容積率を使いきっていない住宅が見られます。本来、容積率は限度いっぱいに建築物を建てても良い決まりになっています。しかし、多くの住宅で容積率を使いきってはいません。容積率は敷地面積に対する延べ床面積の比率です。

容積率が一定ならば、敷地が大きいほど大きな建物が建ちます。容積率は用途地域により異なる制限値が与えられているので、用途地域には注意が必要です。裾野市で注文住宅を建てる場合は、容積率の限度を使い切った住宅を建てたいものです。建物が受ける規制は、建ぺい率や容積率の規制だけではありません。

斜線制限は建物の形を規定することから、容積率の運用にも影響を与えます。斜線制限には、道路斜線、隣地斜線、北側斜線があります。このなかで、裾野市の注文住宅に大きく影響するのは、北側斜線です。北側斜線は、北側隣地までの離れや北側の道路の反対側の境界線までの距離により、建物が一定の高さの制限を受けるものです。

容積率に余裕がある場合でも、斜線制限等により建物の形が規制された場合は、容積率は使い切ることが出来なくなります。容積率を限度いっぱい使い切るためには、敷地に余裕があるか、北側斜線や道路斜線の影響を受けない敷地であることが必要です。建物のボリュームは、建築基準法により明確に規定されています。敷地の効果的な活用のためには、容積率を限度まで使った建物を建てることが求められます。

そのためには、建築基準法の知識を得る必要があります。

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